Area-TAKU 実用!バンド講座

Lesson 07


たまには弦でも張り替えよかな・・・楽器メンテについて



以前、チューニングについて書いた事あったけど、
チューニングにしても何にしても、弦張ってないとお話になりません。
やはり、ギターにしてもベースにしても、糸張って、その長さでピッチ出すって言う
とっても原始的な楽器です。
ドラムにしたって、皮はってそれを棒で叩く。これもとっても原始的。
つまりは全部自分の手でコチョコチョやらなければなりません。
かったるい作業ですが、きっちりやって下さい。



結論から言います。
弦なんて安いのでいいのだ!

俺の場合、メーカーからモニターでもらう弦以外は
特売の何セットで何円とかの最低価格の弦を使ってます。

何故か?
だって、その日だけしか使わないから。

つまり、安い弦をこまめに交換してた方がいいって事です。
もちろん一番は、高い弦を毎日交換なんだけど、
いくら何でもそれはなかなかきついでしょう?
特にベースの弦なんて¥10,000-以上のだってあるもんね。
毎日交換してたら月30万。スペアのベースや、その他のベースも考えたら
えらい事になってしまいます。

乱暴な言い方してしまえば、よっぽど粗悪品でない限り、
高いのも、安いのもあんま音変わりません。
変わったとしても録ったら全然わかりません。
違うのは“もち”です。

俺の場合、ブランドだって何でもいいもん。
その時たまたま売ってたブランドを使ってしまう。

とにかく、自分の気に入った太さのセットの内、いっと〜安いのをいっぱい買って、
それをこまめに交換して下さい。

ニッパーと、フィンガーイーズと、楽器用のワックスと、ドライバーと、六角レンチと、
布と、メーターですね・・・必要なのは。

そうそう、ペグ巻くのカッタルイので、それ用の把手売ってるじゃん?
あれは是非使った方がいいね。きれいに巻けるし。

実際の張りの手順は、写真とか絵がないと説明できないけど、
その手の話は雑誌にもガンガン出てるので、各自独学して下さい。

ちゃんと張れたら、ネックのそりや、オクターブ、弦高、きっちり全部調節して下さい。
前にも書いた様に、チューニングが全てなので、そのあたりは絶対に確実にやんないとダメです。

あ、そーだ。
張る前に古い弦とったら、指板とフレット・ブリッジ・ナットの掃除して下さい。
気分的に気持ち良いから。

俺は指板、特にローズの場合なんかは、フィンガーイーズ浸み込ませてツヤツヤにしちゃいます。
しかし・・・残念ながら、今メインのベースはグラファイトなのでそれは出来ないけど・・・


でも実は、そう言う俺も弦張りは大嫌いです。




今回はメンテと言いながら、弦の話で終わってしまいましたが、
やっぱり、一番頻度の高いメンテは弦交換です。
リハといえば弦交換、ステージといえば弦交換、レコーディングといえば弦交換、
常にまず最初にやるのは弦交換だもん。
ボーヤにやってもらえる身分になるまでは、みんな我慢して自分でせっせとやって下さい。
だけどね、上手なプレイヤーは弦張るのも早いし上手だよ。
上手いプレイヤーの楽器は、手にしただけでわかります。
弾きやすいし、なんかしっくりくる。
それって、絶対に普段の手入れだと思います。

そんな事を思って、今日も弦を交換している俺です。

ヨロシク!

TAKU






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