Area-TAKU 実用!バンド講座

Lesson 05


一人じゃバンドとは言わないな、で・・・仲間集め!



バンドの場合、まあ当然の事だが、絶対に自分以外のメンバーが必要だ。
最近は、ユニットと称してもっと少人数でグループとして活動してるヤツらもいるけれど、
そう言ったユニットでさえ、レコーディングはともかくとして、
コンサートやライブでは、必ずそれなりの数の演奏メンバーが必要になる。

仲間を集めるって言ったって、あくまでもプロを目指す場合、
メンバー集めが重大なポイントである。
っていうか、どんなメンバーと巡り会うかで全てが決まってしまう

で、今回はその辺の所を話したいと思う。



結論から言うと、メンバーとの巡り会いは“縁”だ!

なーんて書いたらもうそれでオシマイみたいなんだけど、でも実際の話“縁”だ。
ところが、じゃあ何も考えないでただボ〜っとしてれば良いかって言うとそうでもない。
自分がどんなヤツで何をやりたいのかって事をちゃ〜んと煮詰めていれば、
自分にはどんなヤツが必要で、そいつに何を求めているのか、もわかる。
反対に、どんな相手が自分を求めているのか、自分の何を必要としているのかもわかる。
これに関しては、もう人それぞれいろ〜〜〜んなパターンがあるので、
各自よ〜く考えてみてもらうしかない。

人それぞれ自分も含めて長所・短所ごちゃごちゃなんで、理想で言ったら、
それが性格的な部分だろうが、技術的な部分だろうが、
お互いにバシっと“ハマってる”カンジを得られる仲間を探すべきだ。

ところが、今話してるのは、「お友達を集める講座」ではない。
プロのバンドをつくろ〜っていう目的のメンバー探しの話だ。
自分一人でもう充分だ!ってヤツを除いたら、俺も含めてたいがいのヤツは
メンバーそれぞれで短所をおぎない合って、バンドの総合力で勝負って作戦じゃんか。
つまり、バンドとしてバランスのとれたキャスティングが必要だって事。
実際に成功したバンドの多くは「都合の良かった偶然」のおかげで、
何だか知らない間に、まさにっていうメンバーが揃っている場合が多い。

ところが、一番重要なのがこの「都合の良い偶然」なのだ
成功とは、後から考えてみた場合、小さな「都合の良い偶然」が積み重なった結果なのだ。
ほんのささいな事から、わりと重要なポイントまで、「都合の良い偶然」が上手くつながった結果、
思ってもみなかった成功にたどり着いたって言うパターンがほとんどなんだと思う。

もちろん、何もせんで「都合の良い偶然」を待ちなさいって言ってる訳ではないよ。
つまり何が言いたいかっていうと、どんなつまんない事でもいいから「都合の良い偶然」を
ちょっとでも引き寄せられる予感がする雰囲気を創り出せる仲間
と、
なるべくなら組みなさいって事なのだ。
上手く伝わったかなぁ? .... このニュアンス。

で、方法はさまざまだ。
友達の紹介。雑誌のメンボ欄。スタジオの貼り紙。ライブやスタジオで声かける。
たいがいこのどれかのパターンで知り合うって事が多いと思うんだけど、
実際にやった事のあるヤツはわかると思うが、これがなかなかいないんだな。
バンドやりたいってヤツはメチャメチャ多いんだけど、イザ会ってみると「?」って
カンジ。俺も嵐さんと出会うまでに、一体何人のヤツと会ったであろうか?

色々なヤツと会って、その時に何を基準に判断するかってのはとってもポイント。
自分や相手の年齢や、どのくらいのタイムスケジュールで探してるかにもよるけど、
その時点でのテクやルックスそのままだけを見て判断しちゃダメだと思う。
ほ〜んと人って変わるから、会った時に初心者でも、1年もたったらものすげ〜プレイ
しちゃうヤツってのもいるんだ。
伸び率っていうか、可能性っていうか、そいつの持ってる潜在的な力を予測しないといけない。

でもさ、実際はそんな難しい事考えなくてもいいんだ。
雰囲気とか、カンジとか、自分の予感に素直に従えばいいんだけどさ。

「ツッパリHigh-School〜」の翔くんのセリフに、
“人にはそれぞれあった道ってもんがあんだよ!”ってのがあるじゃん?

つまり、自分の道と、少なくとも同じ方角に向いている道を持ったヤツってのが
自然と集まってくると思うから。
類は友を呼ぶって言えてるもんな。
だから、もし自分がその道にあっていたら、必ず仲間と出会える。

反対に「都合の良い偶然」が全然起こらないようだったら、
ビシっとした仲間が現われてこないようだったら、
きっと、何かが間違っているか、作戦自体に問題があるって事だと思う。

そんなこんなを思いながら、自分の直感を信じて、
メンバー探し、と言うよりも、メンバー選びに励んで下さい。




俺もあの日、バイトにちゃんと行っていたら、
嵐さんもあの日、雨が降っていなかったら、
とにかく、翔くんにしてもJohnnyにしても、あの当時のあの全ての環境じゃなかったら、
どの要素がひとつでも足りなかったら、横浜銀蝿は違った形になっていたばずだ。
全部の要因がみんな「都合の良い偶然」となって作用して、
あのバンドはでき上がった。

もちろん、信念とか努力とか、自分でなんとかなる事をシッカリやったってのもあるけど、
どうにも言葉で表現できない、あの雰囲気っていうか、カンジっていうか、
とにかく、バシっとはまった何人かの人が集まった時の不思議な“エネルギー”が
一番ポイントなんじゃないかなって思います。

そんなメンバーと、是非出会ってほしいと思ってます。

ヨロシク!

TAKU






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