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DIARY

2004/03/31(水)

文楽
ここんところ文字を書くってことの、てゆか、文字や文章という道具の面白さに、
ようやく気がついてきた俺。

なにを今さらガキみたいなこと言ってんだとお思いでしょうが、
恥ずかしながら43年も生きてきて、こんなことを考えるのはホントに初めてなのだからしかたがない。

そりゃ、今までだってこやって何か書くの嫌いじゃあなかったわけで、
(そじゃなきゃサイトで色々書いたり、雑誌で偉そうなこと書いてたりはしてないもの)
そもそも読む方でいえば、(漫画もかなり好きだが)以前から活字はかなり好きなのはご存知の通り。
だから書くのも、てゆか、自分の中では昔から、しゃべくるよりは書く方が何倍も得意ではあった。
(歌詞を書くのは相変わらずとても苦労するけどね あはは)

こんなことを思うきっかけは、ブログの話題からいきなり始めた例のケ〜タイ小説なのだ。

おっかしな話だと思うかもしれないが、やり始めるとマジになる俺は、
ケ〜タイ小説『仏恥義理超寿園』を書くにあたって、
太宰治・芥川龍之介・夏目漱石等のクラシックを読み返してみた。(;¬_¬)あはは

だってさ、随筆やコラムとは違って小説となると、いくぶん文学めいた趣になってくるでしょ?
今までもいちおうの読書歴はあったわけだけれど、
もちろん小説もどのくらい読んだかわからないくらい読んだけれども、
でも、いざ、何か小説めいたモノを書くという気分になって考えたら、
なぜか浮かんだのは、太宰治・芥川龍之介・夏目漱石等のクラシックだったのだ。

話はそれるが、そいった昔の作家の作品は、たいがい子供のころの教科書に載ってるじゃんか。
あれ、いかんわな。日本の国語教育の大間違いはそこだよな。
太宰や芥川を子供に読ませてどうすんの?って正直思う。
実際、俺も子供のころに読んで(てゆか読まされて、だって教科書に出てるモンなんて
自主的には読まんだろ普通・・・どうしても、無理やりってかっこになる)、
ちっともピンとこなかった記憶がある。
だって、ある程度大人になってから読まないと意味ないし、理解できないだろ?

結果、子供の中に、“ぶんがくってのはいみわからんもん”というイメージが定着して、
よけいに見向きもしないってことになっちゃうんじゃないかと思うわけ。

実際、先日読み返した俺は、驚いたもんね・・・・
違う・・・子供のころ読んだのと違う・・・ってさ。

まあ余談はさておいて、
その後、“書く”っていう意識で、文章ってモノを考えてみたら、
深いんだおね・・・かなり。

今まで、文芸系の雑誌などは見向きもしなかった俺ではあるが、
最近は、それに載ってる対談とかまでもまじに読んでしまう。

文芸とは何ぞや?・・・さっそく辞書をひいてみる。
【文芸】詩・小説・戯曲など,言語表現による芸術。文学。
だそうだ・・・

ほお・・・言語表現による芸術ねえ・・・

あはは 今さら文学する気はさらさらないけれども、
音楽する時と同じ気持ちで“文楽”(ぶんがく)できればいいなぁ、なんて思う今日この頃。
(あ 念の為に言っとくけど、文楽ったって“人形浄瑠璃”のブンラクじゃないからね・・・あはは)

どっかの新人賞でもねらうか?
いやいや、どうせなら芥川賞か、直木賞だな。

だははは。




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