Area-TAKU 実用!バンド講座

Lesson 03


これがなくちゃ始まらねーか・・・楽器について



さて、今回は商売道具、楽器の話。

道具なしでも、そりゃ音楽自体は出来るかもしんないけど、
大工さんには「のみ」や「のこぎり」、板前さんには「包丁」、画家には「絵筆」がいる様に、
やっぱ、バンドマンには楽器が必要なのだ。

「オイラはボーカルだから ... 」って言うヤツだって、
マイクやマイクスタンドくらいは、絶対に使うじゃんか。

楽器やマイク以外にだって、実際に必要な道具は山ほどある。

録音機材とか、メンテ用品、それを入れるケースや楽器車。

とにかく、まず絶対に必要な道具、“楽器”についてのお話。



結論から言うと ...

レコーディングとかステージで、楽器に求められる一番のポイントは、“チューニング”です!
そんで、そんつぎに壊れないって事と、ノイズが少ないって事。そんだけ。
あとは、もう使ってるヤツの好き好きで全然かまわない。
高かろうが、安かろうが、黒かろうが、赤かろうが、新しかろうが、古かろうが、
どこのメーカーだろうが、本人が気に入って、その気になれればそれでO.K!

ここん所は、上手いとか下手だとか、ノリがいいとか、勢いがあるとかの、以前の問題。
本人のプレイがどうこう言う前のポイント。

ところがね、プロとアマチュアの一番の違いはこういった所なんだ。
腕とか、雰囲気とか感性とかは、今はもうアマチュアでも凄いのいっぱいいるもんね。
「ヘぇ〜っ」ていうヤツたまに見るもん。

今回の話は“楽器”の話だから、腕とか、雰囲気とか感性とかの部分は置いとくけど、
とにかく、チューニングノイズトラブル
ここのポイントをクリアー出来る楽器を手に入れる事が必要だ。

で、一番大事なチューニングに関して言えば、よっぽどの症状でないかぎり、
普段のメンテにかかっている。
ギターとかベースなんて楽器は、糸張って、それを指で押さえて長さ変えて音出してる
とっても原始的な楽器じゃん。
つまりさ、正しい糸の長さが、正しい音程って事だもんな。
ネックの反り、ブリッジやナットの調節、それからペグの具合。
むずかしい事なんて何もない。どれもとっても基本的な部分。
磨くの面倒でも、オクターブチェックは必ずやるってカンジ。
今はチューナーとかあるから、とっても簡単に出来る訳じゃんか。
初心者の時から、そこだけはシッカリやるクセ付けておくと、後で絶対に役に立つ。

俺が始めた頃ってさ、チューナーとか売ってはいたけど、デッカイし高いしで、
誰も持ってなかったから、全部耳と音叉でやんなきゃなんなかったのよ。
だから、ぜーんぜん、そういった事やってなかったから、後でレコーディングや
ライブの時、とても苦労した。
だから、最初からそこは押さえといた方がいいです。慣れれば簡単だし。

俺、そう言えば、ドラムの事はあんまわかってないんだ。
だけど、こういった基本的なメンテの部分は絶対におんなじだと思うから、
他の楽器のヤツも、そんな事から身につけてって下さい。

あとね、ボーカルの場合。
これは俺の持論なんだけどさ、絶対に“マイ・マイク”を買いましょう!
SHUREのSM58 1本。そんで、どこのスタジオで練習する時も自分のマイクでやる。
カラオケボックス行ってもそう。

これは、誰に言われた訳じゃないし、ちゃんとした根拠や理論がある訳じゃないから、
「だから何だ!」と言われても、とっても答えにくい事なんだけどさ、絶対に違うと思う。
自分のマイク買って、手入れして、スタジオに持ってきて、それで練習する。
もちろんその方が、マイク自体も大事にもするし、なんてったって、意識が変わる。

俺はまっさらの新人ボーカリストをプロデュースし始める時、
まず最初に、必ず自分のマイク、自分で買わせてます。
SM58 だったら、プロになったってずっと使えるし。

それにさ、マイクってとってもキタナイじゃんか。スタジオとかのマイクって臭いしさ。
衛生面で言っても持ってた方がいいよ。

だから、ボーカルのヤツはすぐ、バイトして58を買いましょう!




今回は、実際にプレイする以前の“楽器”の事について話しました。

もっと詳しい話はオイオイやっていきますが、まず最初のポイント、

楽器のチューニング

これだけは、今日からすぐ実行して下さい!

車だって、ただガス入れて走るだけじゃダメじゃん?
いろんな部分のオイル、水、足周り、その他の調整しないで回してると、すぐ廃車って事になる。

楽器も一緒だから。

で、そんな事に意識がいくようになったら、必ずプレイも違ってきてるからさ。


TAKU






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